
ようやく、日本円だけでなく、ロシアのルーブル安が進んでいるというのがマスコミでも話題に上ってきました。
日本のマスコミの論調は、
[モスクワ 16日 ロイター] – ロシアの通貨ルーブルは16日に急落、本格的な通貨危機の様相を呈してきた。ルーブルがこのまま下げ止まらなければプーチン大統領の指導力に疑問符がつき、「帝国崩壊」が現実味を帯びてくるかもしれない。(ロイター)
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6142622
なんて感じですが、、、、様々なレポート等見ると見方はいろいろあるようです。
中には意図的にロシアと中国がルーブル安をしかけているという論調もあります。
以前、円安と食料自給率の記事を書きましたが、通貨価値が下がったことによって一番問題となるのは、食料・燃料資源などの輸入価格が上がる事です。
ロシア国内から見ると、上記の記事のように、国民が平然としている理由は、、、
「内需や連合内で十分やっていける」からだと思います。
ロシア中銀第一副総裁が、2008年と同じ状況が訪れると異例の発言をしました。
これは、ロシア危機、リーマンショックの再来を予言しているものです。
これは、困ったから言っているのか、、、宣言的に言っているのか、、、
どう考えられますか?
アメリカがルーブルを支えるわけもなし、ロシアもほっておくとなると、さらにルーブル安が進んでいくと、、、ロシア金融閉鎖などの事態もありうることです。
「日本は関係ないでしょう?」と思われるかもしれませんが、、、
現在の金融市場は、微妙なバランスでなりたっています。
見えないところでいろいろな動きがあって、2008年はリーマンブラザーズが倒産しただけで一大事態となりました。
さて今回はどうなるでしょうか。。。。
一説によると、インドネシア、マレーシアなどの新興国は、ドル売りをして、自国通貨保護に入っているようです。
大企業に守られているというのは、リスクヘッジとして活用は出来ます。
その場しのぎとしてはいいかと思います。
使えるものは使いましょう。
「でも、ずっとその傘に入っていられるでしょうか?」
「いつまでその傘に入っているのでしょうか?」
「その傘がある乗り物はどこに向かっているのでしょうか?」
いつかはその傘から追い出されるかもしれません。
その準備をするかしないかはご本人次第です。
「本当に大丈夫と思っていますか?」
その準備は、、、資産だけではありません。
むしろ、資産より、あなたの意識を新しい流れに適用するよう変えていく事が重要です。