
1月15日、金融市場関係者を震撼させる事態が起こりました。
スイスフランショックです。
ほんの一瞬でしたが、チャートを見ますととんでもない変動をしたことが分かります。
http://www.foorex.com/market/chfjpy/
これだけの変動をしたのです。
日本のニュースでは、ヤフーが為替取扱業者の一部で損害が出ている模様というような軽いトーンでしたが、多分、これから損害の具合が明らかになってくると思われます。
スイス中央銀行の無制限買い入れ停止が今回の大変動を引き起こしたものですが、世界中の中央銀行はこの動きに震撼したはずです。
今、FRBがやろうとしている金融緩和停止や日銀が行っています事実上の無制限国債買い入れ策を取りやめた時、このような大変動が起こるとなると機関投資家は今から身構えるからです。
結果的に、この国債買い入れは異常な低金利を更に深化させることになり、更にリスクを国債市場にため込む動きにつながると思われます。
もし、日本円も噂されています日銀国債買い入れ停止(売り物がなくて買いたくても買えない状態に陥る事態)が起これば、一瞬にして20%~50%の変動が発生しても何ら不思議ではない状態に金融市場が陥っていると言えるます。
また、東欧諸国では金利の低いスイスフラン建てで住宅ローンを組むことが一般的になってます。
これらの住宅ローンが今回の上限撤廃を受けたスイスフランの急騰で一気に債務が広がる形となると思われます。
スイスフランというある意味マイナー通貨で、この動きをする事は、、、。
当然、有識者の方々は考えると思われます。
それと、お金の価値とはなんなのか?
あらためて、考えさせられます。
『あなたの人生に必要なのは、お金でしょうか?』
2015年は、【自立元年】です。
これからは、依存しないで、自立して生きられるようにしなければ生きていけない。
そんな象徴的な出来事だったと思いました。