
先週、知人と、KLIA短期間ですが、マレーシアのクアラルンプールに視察に行ってきました。
私が、はじめていった2年前もそうでしたが、今でも建築ラッシュが続いています。
行く度に街並みが変わっていてほんと驚きます。
この建築ラッシュは、最低あと2020年続くそうです。
マレーシアは、マレー人、インド人、華僑、ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、、、
といった多種多様の民族が居住している多民族国家になっています。
そのため、どんな人種が来ても基本ウェルカムな姿勢が感じられます。
日本との違い、、、、まず景気がとてもいいこと、物が安いこと、そして、国策としてマレーシアがどうなっていくのかというのがはっきりしています。
マレーシアは、2020年までに先進諸国の仲間入りをすると宣言をしています。
そのために様々な国策を取っています。
クアラルンプールが更に拡大するための最大の課題は、車の渋滞でした。
クアラルンプールのシティーにすべての機能が集中しているのと、車以外の移動手段が限られているためです。
そのため、いくつかの大胆な施策を打ってきています。
①元々シティーにあった行政機関をプトラジャヤという新しい都市を開発して移転させる(実施済)。
②新しくできた新空港KLIA2・KLAI・プトラジャヤを結ぶ高速鉄道を開通させる(実施済)。
③クアラルンプールを通っている地下鉄を延伸して、すべての居住区を結ぶ環状鉄道にする(2018年まで)。
④シンガポール、クアラルンプール、タイを結ぶ新幹線を開通させる(2020年まで)。
⑤空港からプトラジャヤまでの約半径50kmのエリア(現在、まだ大半が森)を再開発して広大な広域都市にしていく(2020年まで)。
日本との大きな違いは、国としてどうしていくのかという明確な指針がだされている所なのかもしれません。
日本では、行政がすべて縦割りで、国として画一した方針というものが存在していない感が強いです。
いい例として、経済産業省、国土交通省、農林水産省が、別々な予算を立てて橋を立てるなど、、、どう見ても、ここに3本の橋をかける意味があるのか?というケースも見受けられます。
クアラルンプールを見ていると、国策が、国の力を生み出していくというのが顕著に感じられます。
その2続く