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日本郵政の決算概要<国債の売却>

日本郵政の2015年度3月期の決算報告が発表されました。

http://www.japanpost.jp/financial/pdf/03_2015_01.pdf

この中で、ゆうちょ銀行とかんぽ生命の資産運用状況を見てみると国債が大量に売却されているのがわかります。

ゆうちょ銀行:1,263,910億円⇒1,067,670億円(▲196,240億円)

かんぽ生命:525,229億円⇒480,864億円(▲44,365億円)

なんと、合計で、24兆近くの国債を売却しているのです。

 

そのお金がどこに行ったのかを見てみると、

ゆうちょ銀行は、預け金・短期運用資産等とその他の証券

かんぽ生命は、外国証券ととその他

の項目にお金が流れています。

 

理由を見てみると、

ゆうちょ銀行:

運用資産は、国債を中心とした有価証券が156.1兆円、貸出金が2.7兆円。

歴史的な低金利が継続する厳しい経営環境下、収益源の 多様化に注力した結果、

業務純益は、前期比473億円増加の 5,199億円を確保。

かんぽ生命:

運用資産は、国債を中心とした有価証券が66.2兆円、貸付金が9.9兆円等。

基礎利益については、保有契約の減少に伴い、費差益が減少した ものの、前年度からの標準利率の引下げに伴う積立負担の軽減 等による危険差益の改善のほか、順ざやの拡大により、前期比 333億円増の5,154億円。

と書いています。

収益源の多様化に注力とか、国債を24兆円販売しているなかで、国債を中心とした有価証券が、、、

と書いてあるのがなんとも微妙な言い回しです。

国債の売却金額に伴う、詳しい用途は明示してないですが、

政府からの要請のもと、株式に流れていると思われます。

ただ、両者とも、株式という項目の金額が変わっていないのがまた不自然な感じですね。

 

どこの株を買っているのかは分かりませんが(多分、日本の株式だと思われます)、

今後の状況の不透明さが増している中で、大丈夫かなぁというのが素直な感想です。

更に、今後、銀行各社の国債の売りが増えてくるのではないかと思われますし、

株式が反転になった時にどうなるか怪訝される所です。

 


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