
平成27年3月卒業の大学生(現在の大学3年生)の就職・採用活動が12月1日に解禁されました。
対極化が進む中で一般市民の景気に対する回復感とは別にして、
一部の企業では、景気の回復傾向を受け、企業の採用意欲は高まっているようです。
ただ、一部の企業だけに限られている事と、
基本的に買い手市場であり、「量より質」の姿勢を強めています。
人気企業への入社しやすさにつながるわけではありません。
昨年、経団連は安倍首相の要請に応え、会員企業約1500社の就活開始を遅らせることを決めました。
28年3月の卒業生からは、会社説明会などの広報活動は、大学3年生の3月から、筆記試験や面接などの選考活動は4年生の8月からになります。
毎年約1200人(大卒約600人)の新卒を採用しているトヨタ自動車でも、
「採用枠は毎年できるだけ動かしません。海外展開に力点を置いて、国内は現状維持が原則とします。」
と言われているようです。
企業は、業種を問わず基礎学力が高く、外国語ができて環境順応力が高いひと握りの優秀な学生を取り合いをしています。
でも、一方で、実際は、そのような人は、気持ちを切り替えれば、起業家として生きていく事も出来る優秀な人材とも言えます。
あなたは、企業への就職にこだわり続けますか?
それとも、自分で、起業する道を考えてみますか?
両親から受け継いだもの、学校での教育、などは、すべて、企業に就職して、企業のコマとして働くことを前提としています。
自分らしく生きるという事を考えたことはあるでしょうか?
それは、企業に就職する事でしょうか?
それとも、自分で起業する事なのでしょうか?
企業でも、自らの責任の元、独創的なアイデアと推進力とリーダーシップなど、今、求められている事は起業する際に必須となることなのです。
依存してしまう今の意識から、自分の責任で生きる意識へ変換を必要とする時期に来ています。