
総務省統計局より、子供の人数の統計が発表されています。
『子供の日にちなんで、子供の人数の統計を調べてみました。』
と明るいトーンで書いてありますが、その内容は、日本の将来について考えさせられる内容になっています。
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平成26年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口。以下同じ。)は、前年に比べ16万人少ない1633万人で、昭和57年から33年連続の減少となり、過去最低となりました。
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とのことです。
『33年連続で減少?』
『今年は16万人減少?』
『全員で1633万人?』
ぶっちゃけていうと、100年経ったら子供がほとんどいなくなる事もあり得るという事でしょうか?
実際に連例ごとの人数も出ていて、
0〜2歳:314万人
3〜5歳:316万人
6〜8歳:319万人
9〜11歳:333万人
12〜14歳:351万人
となっています。
つまり着実に出生している子供が減っているのです。
全人口に対する子供の割合に至っては、12.8%で、なんと40年間連続で減少しています。
40年間ですよ!
それまで何の手も打っていない事にただただおどろきです。
この統計を見ながら、『ビルやマンションや橋とか造っている場合か?』
と思っちゃいました。
折しも、財政難より、政府から、財政再建のための支出項目削減案を見ると、
『小中学校の教師の削減』
と出ています。
どうもこの国は、子供を増やす気はないようですね。
ここまで考えると、日本というより、日本人という人種の存続そのものに憂いを感じてしまいました。
もう、行政というか人に任せている場合ではないのではないでしょうか。
ちなみに、子供が生まれなければ、将来の年金など払える訳はありません。
子供が生まれる環境がなければ、国は滅びるのです。
子供を作らないという選択肢を取る若者や結婚しないという人も増えていますが、
ひょっとすると、動物として自己防衛本能が働いているのかも知れません。
でも、この考え方は、今までの行政や社会に依存するとそうなる可能性があるとも言えます。
自分で人生を作り出す選択が出来ていれば、この流れは変わってきます。
自立しながら生きて、そして協力しつつ、共生していく。
そして、その生き方は、生命力となり、あらたな息吹となるのではないでしょうか。
この統計を見て、
『将来の子供たちのために何かをしたい』
とあらためて感じました。
あなたはいかがですか?