幸せに会社を辞める方法

原油市場暴落の陰にあるもの

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2014年の原油市場はまれにみる暴落の一年となり、

年末の価格は、5年8カ月ぶりの安値で終わりました。

これにより、石油精製会社の株式も大きく売られる事にも発展しています。

この原油の暴落は、シェールガスなどによる代替エネルギーの進出によって、

などの情報が流れていますが、実態は裏にいろいろな流れがあって起こっています。

そのキーを握っているのは、アメリカ、ロシア、中国、サウジアラビア、イランとの関係です。

ロシアのルーブルが、$1=1ルーブルの時代が来るのでは言われていた時期もありますが、今では$1=70ルーブルに暴落しました。

その理由は、表に出ているのは、シェールガス算出によって、原油が安くなった事によって、ロシア経済破たんがするのではという憶測になっています。

また、アメリカは、シェールガスという代替エネルギーを売りだす為に、巨額の金額を投資すると共に石油デリバティブという金融商品を開発して、運営してきました。

シェーエルガスは、発掘にかかるコストは、1バレルあたり$50とも言われています。

ちなみに、サウジアラビアなどの原油産出国では、1バレルあたり$2程度です。

石油デリバティブとはとのようなものかというと、

シェールガスの高い掘削・精製コストを埋め合わせるために、

自分が将来算出する予定になっているシェールガスを先に売って、

それを元手にしてシェールガスの採掘をすすめているのです。

お分かりかと思いますが、この仕組みは、この先もエネルギーコストは上がるものであるという算出の元なりたっています。

原油の価格が高いうちは、採算が合っていましたが、このままでは、このシェールガス市場そのものが破産の危機を迎えているとも言えます。

一方、OPEC加盟国(サウジアラビア)が、1バレル$20でも石油を原産しないと明言をしています。

なぜ、このような事が起っているのでしょうか?

それは、アメリカ連合、サウジアラビア、ロシア中国連合の駆け引きから生まれています。

アメリカ連合からすると、ロシアと中国の動きを制御したいという思惑があり、原油安、ルーブル安をしかけてきました。

サウジアラビアもアメリカの要請を受けて、原油安の流れに協力する事を承諾しました。その裏にあるのは敵対国イランです。

ロシアが何を仕掛けていると、実は、石油デリバティブの崩壊なのです。

一説によるとロシア側もルーブル安をしかけているとも言われています。

もし、石油デリバティブが崩壊すると、シェールガスの採掘も出来なくなり、更に関係市場に多大な打撃をこうむることになります。

まさに、関連諸国は、血と肉を削りながら、原油安市場を作りだしているようです。

更に、ルーブル安により、ルーブルを入れているヨーロッパ系のファンドもあるらしく、ユーロにも波及する可能性もあります。

この先にあるものは、、、、なんでしょうか?

はっきり言えることは、どんな世の中になっても、

自分自身だけで生きられる、しっかり自立した生き方が出来るように、

ということです。

しっかり自立した生き方とは、まわりや仕組みに依存しなくても生きられる状態です。

今まで、みんな、依存をして生きてきました。

『わたしは、会社で、これだけの実績があり、地位があるから大丈夫』

と思うかもしれません。

それはちがいます。

ほとんどの人は、会社という仕組みを活用して、依存して生きているのです。

大きな変化が起るのはこれからです。

しっかりと準備をして、この変化に対峙するべきと私は思います。


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