
こちら、日興アセットマネージメントの資料です。
https://www.nikkoam.com/files/fund-academy/data-watch/pdf/chartslist.pdf
様々な分野の指標が書かれています。
この中で、23ページ、24ページ、25ページに世界の10年国債の利回りの資料があります。
2015年に入り、様々な国で、10年国債の利回りが上昇しているのが分かります。
具体的にはたとえば、
【10年国債利回り】
ドイツ国債 0.1%→0.8%
イギリス国債 1.3%→2.1%
フランス国債 0.3%→1.1%
イタリア国債 1.1%→2.1%
トルコ国債 6.8%→9.2%
アメリカ国債 1.7%→2.3%
インドネシア国債 6・8%→9.2%
日本国債 0.2%→0.5%
こうして観てみると、世界中で、国債市場からお金が逃げ出しているのが分かります。
しかも、日本も含め、多くの国が、量的緩和をしているのにも関わらずです。
日本も、あれだけ、資金をつぎ込んで、0.5%まで上昇してきています。
『バーゼル銀行監督委員会』が世界の銀行に適用する新しい規制を発表
の記事で紹介をした世界中の銀行に適用されるバーゼル規制が2016年に新しくなり、
銀行の保有している国債は、自己資本比率の一部として認めなくなる。
という流れが早くも連動しはじめているのかもしれません。
の記事で紹介したアメリカの国債の利上げを発表した事に連動して、
世界的に国債売りの流れになった可能性もあります。
いずれにしても、あれだけ世界中で量的緩和を行っているにも関わらず、
国債の金利が上昇している現実は直視する必要があるかと思います。
どこかの国で、国債の大暴落が起こった場合は、世界中で連動する可能性があるからです。
しかし、、、、
国債額面割れとゴールドマンサックス ジム・オニール会長のコメント
の記事で書きましたが、、、、日本が一番危ないのかもしれませんね。