
リストラパナソニックとソニーのの2013年度第2四半期の連結決算が発表されました。
パナソニックは、大幅な増益の発表をしています。
さて、この業績は本物なのでしょうか、、、、。
実際、決算の中身をしっかり見てみると、売り上げは伸びていますが利益は為替アップ分を除けば減益になってますし、大幅な増益は、リストラ等による固定費削減と為替益がベースとなっていることが分かります。
パナソニック自体は、まだリストラによる固定費圧縮は引き続きやっていくことになるでしょう。
また、ソニーはというと、見通しを下方修正しました。
エレクトロニクス部門の売り上げを下げたことで、相場も嫌気をだし、株価は10%以上の下落となりました。
ムーディーズでは、ソニーの社債をジャンク債まで引き下げると言っているようです。
今、日本企業、中でも大企業の業績がガタガタになってきている例が大きなって来ています。マスコミは、業績回復をアピールしていますが、、、、アベノミクスで目が曇ってしまい、世界経済・日本経済の実態を見れなくなってきているのではないでしょうか。
実際には業績が回復したわけではなく、円安というボーナスをもらっただけです。
気が緩み、気が付いたら需要が消滅している最中で、ただ茫然と立ちすくんでいる企業が多いのです。
この流れに気が付いた経営者がとる手段は、、、、パナソニックがやっているような、リストラによる過剰な人員を削減と固定費を削減することなのです。
会社員でいることに胡坐をかかず、いつ何時、会社から退職を言い渡されるかわかりませんし、賞与の削減とう給与は下がっていくことは覚悟してください。
自分の事は自分で守る時代です。
あなた、これからなにをしますか?
自分の人生をどうしていきたいですか?
パナソニックは10月31日、2013年度第2四半期の連結決算を発表
パナソニックは10月31日、2013年度第2四半期の連結決算を発表した。それによると、売上高が3兆7063億円(前年同期比1.9%増)、営業利益が1465億円(同67.8%増)、最終損益が1693億円の黒字となり、前年同期の6851億円の赤字から大きく改善した。
この発表を受け、株価も年初来高値を更新し、約2年4カ月ぶりの高値水準をつけた。パナソニックは本当に復活できたのであろうか。
決算の中身を見ると、自動車関連事業と住宅関連事業が大きく営業増益になったものの、家電やその他の部門は大幅に悪化。テレビ・パネル事業は300億円以上の営業赤字だ。おまけに新たな課題事業も発生した。エアコン事業が中国事業と為替の悪化により赤字に転落、デジタルカメラ事業もコンパクト市場の急減によって赤字を拡大した。
売り上げも増収になっているが、為替影響を除くと8%減収である。それをリストラなどの固定費圧縮によって、大幅な増益に結びつけたわけだ。その額は1202億円。為替の増益分も170億円あり、文字通り商品が売れて利益を大きく伸ばしたというわけではないのだ。
会見の臨んだ津賀一宏社長は終始厳しい表情をし、「下期からは成長戦略へ仕込みを本格させる」と強調した。パナソニックの復活はまだまだ先のようだ。