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『バーゼル銀行監督委員会』が世界の銀行に適用する新しい規制を発表

みなさんは、『国際決済銀行(BIS)』『バーゼル銀行監督委員会』『バーゼル規制(BIS規制)』

という言葉をご存知でしょうか?

ちなみに、ウキペディアには下記の通り書いてあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%B1%BA%E6%B8%88%E9%8A%80%E8%A1%8C

なんか難しく書いてありますね。

簡単に言うと、

「バーゼル銀行監督委員会」とは、中央銀行総裁により、金融機関監督の国際協力の推進を目的に設置された機関です。

スイスのバーゼルにある「国際決済銀行」が事務局機能を提供していいます。

ウキペディアにはこのように書いていますが、

バーゼル銀行監督委員会
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、銀行監督にかかるさまざまな問題に関する国際的に共通の理解を増進することを通じ、世界各国における銀行監督の強化を目指す委員会である。委員会の活動を通じて形成された共通の理解を基に、銀行監督に関する概括的な規準、指針あるいは推奨事項をとりまとめている。

ようは、世界で取引する銀行の条件を決めている機関です。

ちなみに、バーゼル規制は主要国の政府が金融機関を監督するというか世界で取引する為のルールになります。

言い方によっては、国によってではなく、世界中で、金融機関の規制に差がないようにするためのルールとなっています。

今まで試行されていたバーゼル規制は、

『国際業務を行う銀行の自己資本比率は、8%を超えていなくてはならない』

という国際統一基準のことです。

これは、1988年から順次試行されまてきていますが、1980年代にアメリカで大手銀行が破綻したことから自己資本比率を見直す事になったと言われています。

が、当時の日本の銀行が、自己資本比率が低いにも関わらず国際金融市場において急発展してきたことなどが各国の注目を買ったためとも言われてまして、別名、『日本叩き』とも言われています。

そして、日本の銀行各社は、バーゼル規制に違反した金融機関は国際的な決済業務が出来なくなるとの通達があり、

規制が導入されたとき、日本の金融機関は必死になって自己資本を増資したのです。

当時は、国債がリスクなしの資産として評価することが許されていました。

そのため、金融機関は積極的に国債を購入したのです。

この状況は今でも、金融機関が日本の国債を購入する大きな動機のひとつとなっています。

また、その時に、資金的に株の持ち合いなども出来なくなり、企業間の関連が薄くなったという流れもありました。

そして、今回、また、

【2016年に『バーゼル規制』が変更となる事が決定】

しました。

今回の変更内容は、

【国債をリスクの高い資産として見なし、自己資本として認めない】

ということなのですが、、、、

するとどういうことが起こるでしょうか?

金融機関は、自己資本を確保する必要から、保有している国債を市場で大量に売らなければならなくなるのです。

今、日本は大規模な異次元的な金融緩和によって景気の底上げをしています。

これは何をしているかというと、

政府が金融機関に発売した国債を、日銀が買って、市場に資金を流す政策です。

実は、日銀が購入する金額は年間80兆円にもなります。

 

どんなことが予想されるかというと、

・金融機関が国債の売りが、日銀の購入予定額を大きく上回ることも十分にあって、もし、これが発生すると、国債は暴落し金利も高騰する。

・そもそも金融機関は、自己資本比率の確保のため、国債を買わなくなる。これまでのような異次元的金融緩和が出来なくなる。

などです。

これは日本経済にとって最大の危機となる可能性が高いです。

この新しいバーゼル規制の試行のタイミングは、2016年です。

さて、これから、どういう流れを生み出していくのでしょうか。

いよいよ、真剣に、自分の人生と向き合うタイミングに来ているような気がします。

 

しっかし、なんでこんな大事な事を、テレビでは扱わないのだろうか?と思いませんか?

また、いろいろな方々のコメントも出始めてきています。

これも、日本のテレビで報道される事はないんでしょうね。

 

 


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