
恒常性維持機能(ホメオスタシス)という言葉をご存知でしょうか?
この機能は、生命全般にある機能で、当然人間にもあります。
<ウキペディア>
恒常性維持機能は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。生物が生物である要件のひとつであるほか、健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性とも言われる。
分かりやすい例で言えば、体温の維持などは代表的ですね。
実は、この機能は、身体だけでなく、意識・心にも適用されています。
これまで生きてこられたのだから、
これからも、「今のままでいることが一番安全」という
「安定志向」を脳・意識・心も持っています。
遠い遠い昔、文明のない狩猟して生きていた頃は、常に、死と隣り合わせの試みでした。
多くの場合、新しいことにチャレンジした人は死んでいき、これまでと同じやり方で猟をしてきた人が生き残りました。
なので、生き残った人の子孫である私たちは、潜在意識の奥深くに生存本能に近いところに「変化は怖いものである」と根本的に刻み込まれています。
これが、「会社を退職できない」、「自分の人生を変えられない」という方々の根本的な原因にもなっています。
この潜在意識にある「変化が怖いものである」という観念(思い込み)は、自分が危機的状況であると知覚する(勘違いする)ほど、影響します。
つまり、会社に所属している時よりも、会社を退職した後のほうが、悪影響を及ぼすわけです。
なので、会社を退職する前に、潜在意識のケアや浄化が必要になるのです。